こんにちは。ピアノ講師の滝まりなです。
8月にセンター南教室で行われたピアノ講師勉強会で学んだ「手首の脱力を確かめる方法」を、早速生徒さんたちに実践してもらいました😊
鍵盤に指を置いたまま、手首を上下に動かすという体操なのですが、、、
まったく手首が動かせない生徒さんはいなかったものの、手首を上げると肘、肩まで一緒に動いてしまう生徒さんがほとんどでした。
まだ手が小さい生徒さんばかりでしたので、大きな音を出そうと相当な力が入ってしまっていることが分かりました😫
指先がタコの吸盤のように鍵盤にくっついていて、そこから先は手首、腕、肩までぜんぶタコの足のようにイメージしてもらい、片方の手でもう片方の手首を持って動かしたり(上下だけでなく、くるくる回してみたり)してもらうと、なんとか肩と肘と手首が連動してしまうことなく、自由に動かせるようになりました。
生徒さんそれぞれに、姿勢が良くなったり、きれいなレガートができるようになったりととても良い効果があったので、練習中にもやってみてねと伝えました。
センター南教室のレッスン室には、良い弾き方がわかる道具がたくさんあって、鉄琴のおもちゃもその一つです。
先日のレッスンでも「ビッグベンのかね(ピアノひけるよ!ジュニア1)」を練習している生徒さんに、鐘をつく動きをイメージしながら叩いてもらいました。
どうやったら音が響く(長く残る)叩き方になるかなあと、いろいろな叩き方を実験することができたようです。
その結果、バチをしっかり握って、腕を長く使うとよく響く音になる!と分かったようで、「ビッグベンのかね」でも肩から指先までがとても長いバチになったと思ってもらうととても良い音色になりました✨
道具を使うと感覚的に理解できるので、脱力を意識することにつながったと思います。
良い弾き方は先生だけでなく、練習を見てくれるお父さん、お母さんにも注意してもらいながら、長い期間をかけて身につけるものです。
体の小さいうちは、その時の楽な弾き方に流されてしまいがちですが、体が大きくなったときによく響く音、速いパッセージを自然に弾けるように今のうちから気をつけて練習しましょう😊
滝まりな
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)