横浜市都筑区の木山音楽教室 主宰の木山舞子です。
前回から間があいてしまいましたが、ピアノはいつから始めたらよいの?という話の続きを書いてみます。
さて、私の教室でピアノをはじめる生徒さんで1番多いのは、4歳、5歳の生徒さんです。個人的には、これくらいの年頃の生徒さんは大変バランス良く、スムーズにレッスンを開始出来ると思っています。
この年頃の子供達を見ていると、1年の差のいうものにとても驚かされます。まだまだ赤ちゃんのようなところをちらほら残した可愛い年少さん達👶が、年中さんに上がる頃にはすっかり少年少女に。家族以外の人と触れ合う事にも慣れ、かなり落ち着いてきます。
先生、という存在にも慣れてくるので、レッスンはスムーズ。こちらの話も良くきいてくれます。3歳の生徒さんだと、レッスン中に椅子から降りて遊びだしてしまう子も多いのですが(これはこれでリラックスしてくれている証なので嬉しいですし、まずとっても可愛いですよね!)、1年たつとみんなすっかりお利口さんに!!
そして幼児ならではの柔軟性があるので、ソルフェージュも良くのびます👍✨
その一方でまだ手のつくりは幼いので、悪い癖をつけないよう細心の注意を払って進まなくてはいけません。
良く出来てどんどん教本が進む子ほど、まだ幼い手に無理な負荷がかかっていないか、気をつけないといけません。
私はこれまで、自然でない弾き方をしてきた為にあるところから先に進めなくなってしまった生徒さんを何人も引き継いで、弾き方の矯正にとりくんできましたが、彼らは4歳、5歳の幼い頃から大変優秀で、ソルフェージュ能力が高く、素晴らしいスピードで教材を進めてきた生徒さんでした。
教材が進めば、広い音程をとったり、大きい音で弾かなくてはならない箇所が出てきます。これらはかなり気をつけて自然な弾き方をしなくては、幼児の小さな手に負担をかけ、悪い弾き方でも乗り切ってしまう危険があります。
結果として、手が痛くてもう弾けない、と訴えてやってくる生徒さんもいました。小さな心がいっぱいになるほど音楽が好きなのに、弾くのが痛い、なんて…本当に悲しい事です。
その生徒さん達は、指を広げないで基本のタッチを見直し、繰り返す事で次第に自然な弾き方が身についてきました。とはいえ、一度ついた癖を見直すのは、大変根気のいる作業です。
十分気をつけているはずのうちの生徒さん達も、ずっと順調にきたのに、突然、あれ?!というような弾き方でレッスンに来る子達もいて…難しいですが、その都度根気強く基礎に立ち戻るようにしています。
ちょっと話が逸れましたが…💦
4歳、5歳からレッスンを始めるメリット、そして気をつけなくてはいけない事を書きました。
次は大人から始めるピアノ!について書いてみたいと思います😊