7年前の今日。当時住んでいたパリにて、お散歩の記録。
その時ショパンとリストの本を読んでいた私は、彼らの生活の中に登場する通りの名前や地名が現代のパリに生きる自分の生活においても結構身近である事に気づき、友人を誘ってショパンに所縁のある地をめぐるお散歩に出かけたのでした。
ショパンの暮らしていたアパルトマンを巡り(ほとんど建物はそのまま残されています)、彼らの時代のパリ音楽院の建物やコンサートホールを訪ね、今はなにも建っていないけれど当時のオペラ座のあった通りを歩き…。古い建築物がそのまま残されているパリ。今の街並みからも、ショパンやリストの生きた時代を十分に偲ぶ事が出来ました。
この時感じたのが、当時のパリの中心地の小ささ。ショパンも何回か住居を変えていますが、ほとんど今の9区の中だけでうろうろしていたみたいです。その辺りは自分も何かと行き来する機会のある地区でしたが、改めて視点を変えて歩いてみると、沢山の発見があって楽しく、大好きだったパリへの愛情が一層深まりました。
パリにいた10年間。本当に素晴らしい環境だったと思います。こうして時々ちゃんと思い出さないとね。