みなさん こんにちは🎵
木山音楽教室 主宰の木山舞子です。
突然ですが…ピアノ未経験のみなさん、ピアノの弾ける人を見ていてまず、何に驚きますか??
私は先日主人(ヴァイオリンとギターが弾ける)に、
なんで右と左で全く違う動きが出来るのか分からん。
と言われました…
何年も見てきて、いま、そこ?!
と思ったのはおいておいて、、
確かにピアニストは右と左、2段に分かれた楽譜(大譜表)を同時に読んで、それぞれに違う動きをしないといけないわけで、慣れていない人からするとびっくりしますよね。
ピアノは脳に良い!といいますが、大譜表を読むこと、左右の手、10本の指で異なる動きをすること、これは脳に素晴らしい刺激を与えると思います✨
思い返してみると、私のピアノの師匠たちも、ピアノの腕前はもちろん、大変頭脳明晰な方ばかりでした。
ピアニストというと芸術家のイメージが強いですが、難解な楽曲をスマートに分析してゆく様子には、どんな頭の回転をしているの?!とよく圧倒されたものです😅
師匠達がもともと優秀な方というのもあるのでしょうが、やはり幼少期からのピアノの訓練のおかげもあるのでは…と思います。
でもこんな風に書くと、やっぱりピアノって難しい!と思われてしまいそうですね…
実際、木山音楽教室にやってくる小さな生徒さん達で、他のところでもう一年以上習っているのに、両手で弾けるようにならない…という子供達もよくいます。
みてみると、本人も両手で弾くことにちょっと苦手意識があるみたい…
でも!
でもね!!
うちの生徒さん達、幼稚園に通う年頃以上の生徒さんであれば、一年たたずにみんな両手で立派に弾けていますよ😊
もちろんそこまでのプロセスはあります。
片手ずつ、異なるリズムを打つ練習からはじめて、片手で弾いて、もう片手で他のリズムを叩いて…
もちろん左右の指を同じように動かせるよう、指の訓練も行います。
小さな子の脳は柔軟です。順を追って脳に刺激を送ることで、大人が思うより楽々と、両手異なる動きをするという壁を乗り越えることが出来ます。
こうして日々ピアノを練習する(しかも音楽を楽しみながら!)という行為を続ける事で、しっかり脳のトレーニングになっていると思います😊
このことに限らずですが、子供たちの秘めている力は、大人が思うより大きい!
そして、彼らには、大人よりずっとチャレンジングで逞しい一面があります。
小さいからまだ難しいかな…無理させない方が良いかな、と心配しすぎると、それが子供たちにも伝わって、自信がなくなり、チャレンジ出来なくなるようです。
逆に、出来るよ!なんでもないよ!とどんどんチャレンジさせると、本当に意外にすっと出来るようになって、意欲に繋がることが多いと思います😊
子供たちは、大人が何年かかっても苦労するような事を、ほんの少し悩んだだけで超えていってしまう力を持っています。
それは、幼い子供の、これから発達していく柔軟な脳だからこそ出来る事だと思います。
(もちろん、チャレンジさせる加減を見極めるため、子供達をよく観察すること…が前提にありますが…)
それに、ピアノの素晴らしいところは、なんといっても、これだけ広い音域を自在に操れ、多層に重なった音楽を一台で表現出来るというところです。オーケストラの音色をピアノだけで再現することすら可能です。
ぜひ小さなうちから、ピアノが持つ本来の面白さ、その素晴らしい世界に飛び込んでいってもらいたいですね!