こんにちは❄️ピアノ講師の村本江里子です。
年が明け、最近は電車の中で単語帳や参考書を開いている学生さんをよく見かけるようになりました。
「受験シーズンかぁ〜。頑張れーっ!」と、心の中でエールを送っている私です🥹
もう何年前か思い出せないくらい🤭、私も受験を経験してきましたが、音大受験ってちょっと特殊かもしれません。
今日は、ヨーロッパの音大受験について書いてみようと思います。
まず、入試の時期について。
ヨーロッパの音大は、二期制の大学がほとんどです。4月から6月が受験シーズンで、秋に入学となります。私が通った大学も、6月に入試があり、10月に入学でした。
冬は寒い🥶風邪も流行る🤧日本もヨーロッパのように暖かい季節に試験があったら良いですよね😅
音大入試と聞くと、まずピアノ実技!とイメージされる方も多いかと思いますが、楽典・ソルフェージュの試験からスタート。そこで、一定の点数が取れている人だけが実技試験を受けることができます。(試験の行われ方は、大学によって異なります)
ソルフェージュは聞き取りなので問題ないのですが、楽典はドイツ語が分からないと、質問の意味すら分からない😇(私はドイツ語圏の大学に通っていました)
そう、ピアノだけでなく受験する国の言語も準備しておかなければならないのですね。
お次はピアノ実技試験。
試験内容は、バッハ、ショパンエチュード、古典のソナタ、ロマン派、近現代。日本の音大入試とほぼ同じかと思います。
日本と違う!と思ったことは、試験の雰囲気。試験会場のホールに入ると、教授陣はみんなニコニコ😊「こんにちは、元気ですか?」と声をかけてくれます。
それまでは、コンクールや試験という場で、毎度毎度がちがちに緊張する私でしたが(笑)こんなに暖かい雰囲気の試験ってあるんだ!とびっくり。おかげで、安心して演奏する事ができたのでした。
今回、ヨーロッパの音大入試について書いてみましたが、入試に限らず、コンクール、試験、演奏会は、本番はやり直しがきかない一回勝負ですよね。
緊張しないためにどうしたら良いですか?と、よく生徒さんから聞かれるのですが、私個人で言うと、どんな本番でも緊張しないことは無い😭ですし、あまり緊張しなかった時の方が、集中力が欠けて変なミスをしたり…😅
なので、生徒さんには
「緊張することってダメなことじゃないよ!」
「”緊張しないように”じゃなくて”良い緊張感”で弾こう!」
と伝えています。
”緊張しないように”
”ミスしないように”
「〇〇しないように」と思うだけで、身体もこわばってきてしまいます😭
例えば、
”音が転ばないように” →「真珠玉が落ちてくるように弾きたい!」
こんな風にポジティブな言葉に変換すると、イメージも湧いてきて楽しくなってきますね。
本番だけでなく、普段の練習から「〇〇しないように」ではなく「〇〇したい✨!」と、ポジティブな言葉を自分にかけてみて下さいね😊
村本江里子
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)