ピアノと脳の発達の話

たしか中学の生物の授業で登場するのだったか…シナプスやニューロン…の話。

自分の練習の為には勿論ですが、指導する立場になると、脳からの信号がどのように身体に伝わるのか知ること、またその年齢に応じた発達について知ることをより大切に考えるようになりました。

ピアニストは、音楽のことだけでなく、色々な事を学ばなくてはいけません。

先日のレッスンで、ある曲のある部分が弾けないという生徒さんに、この脳と神経の発達の話をしました。

それまでちょっと諦め顔😢だったのが、真剣に話をきいた後、途端に弾けるようになりました😊

この生徒さんは、もともと身体を使うイメージをとらえるのがとくに上手い生徒さんです。脳からパッパッと信号が伝わる様子を想像しただけで、こちらの言いたいことが伝わったようです。

身体の使い方について、イメージで伝えた方が良い子もいれば、理屈で教えた方が良い子もいます。教える側は色々な引き出しが必要になるので、日々勉強だなと思います。

それにしても、この神経のお話に限らず、私はちょっとややこしい話でも、いつも熱苦しく(笑)、真剣に語ってしまいます…

多分彼らにとっては変人にうつっているかもしれません😅

でもこっちが心底興味深いと思っている事を情熱を持って話すと、子供達はこちらの熱力に応じて一生懸命耳を傾け、何かしら吸収してくれるように思います。

なので、これからも遠慮せず伝えていこうと思います☺️

(御木本澄子先生の『正しいピアノ奏法』の1ページ。高校生の時にこの本に出会って以来、何かとお世話になっています。)

木山舞子

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