コロナの影響

先生は、生徒さんのレッスンをしているとその日その子の心がどんな状態か、なんとなく分かってしまいます。

もちろん、具体的な出来事までは分かりませんが…あれ、今日何かあったかな、なんだか疲れているかな…と。

随分前、フランスにいた頃ですが、生徒さんの演奏がなんだかとっても落ち着かない、悲しい雰囲気の時がありました。後からその時お母様の具合が悪かったのだときき、やっぱり音楽は心を表すのだな…と思いました。とても心配だったのでしょう😢

何か気がかりがあるとき、落ち着かない時は、とでじゃないけれどいつも通りにできないですよね…。その事に気を配れる先生であり、身近な大人のひとりでいたいなと思います。

今年はコロナで「特別な夏」でした。

休校期間が明けてから、教室の生徒達の様子が全体的に落ち着かない印象があります。

何か、疲れているような、ぼんやりしているような…。メリハリをつけられない、そんな様子です。もちろんみんな元気なのですが…なんとなくいつもの勢いがありません😢

学校のカリキュラムも例年通りに進まず、出される課題が負担になっている様子を話してくれる子もいます。かく云う私も、長男の幼稚園の入園が先延ばしになったり、家族でおうちごもり生活を送るうちに、すっかり生活リズムが崩れてしまったと感じるのですが…(最近はむしろこれが新しいリズムで適応しなくてはならないのだと思うようになりましたが…)。

そんな中で、ピアノの先生にできることはなんだろう?と考えさせられる毎日です。

とりあえず楽しく、やりがいを持って弾いてもらうこと…小さな目標をクリアしていくことで自信と気持ちのリズムを取り戻すこと…そしてちょっとお喋りしていってもらうこと…

でしょうかね😅

木山舞子

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